人気のストーブを探そう
ドンキホーテの経営を支えているのは、中国から訪れる観光客に他なりません。他の店舗が試行錯誤しながら掴もうとしている中国人観光客をしっかりと取り込み、2015年1月は総売上の3.2％がインバウンドになっているほどです。1月は中国からの観光客が大挙して訪れる春節の前なので、その後の割合はさらに大きくなっていると考えられるでしょう。ここまでしっかりとインバウンド消費を取り込めているのは、大原孝治がドンキホーテを長年にわたり海外を見越してビジネス展開していたからです。日本の多くの企業はインバウンド消費が拡大すると予測されてから、外国人観光客を迎え入れる準備を開始しました。そのためいざ店舗に外国人が訪れたときに十分な対応が間に合わず、満足なお買い物を提供することができません。最初の外国人に満足してもらえなければ、帰国した後にあの店舗は使いにくいといった評判が立ってしまい、その後の顧客獲得にも大きな悪影響を及ぼします。一方のドンキホーテは、社長兼CEOである大原孝治氏の指示の下入念な準備をしてインバウンド消費に備えてきました。外国人の間で日本ブームが起きたときにもいち早く対応し、海外の人たちにとって使いやすい店舗になりました。
そのため帰国した後も口コミで評判が広がり、新たな顧客を獲得しインバウンド売上の拡大に大きく寄与しています。インバウンド消費を取り入れ成功に導けたのは、大原孝治氏がいち早く予想し対応できたからです。